処女喪失の年齢

平均的なロストバージンの年齢は?
平均的な初体験の年齢、あるいは処女率につては、ときどき質問を受けましたが、「○○歳までに初体験するのが普通」等の思い込みを助長する可能性があると思い、はっきりとは書いていませんでした。ところが、相模ゴム工業株式会社(コンドームのメーカー;以下、「サガミ」と略記します)が、「ニッポンのセックス」という調査結果を公表し、話題となったため、誤解の無いように説明したほうがよいと考えを改め、ここに記載します。
ここに記載していることは、あくまで、平均、あるいは典型例です。あなたがそれに従う必要はありませんし、平均より早いから、あるいは遅いからといいって、それを問題にすべきではありません。何歳であっても、あなたがロストバージンしてもいいと思う男性が現れたときが、初体験の適齢期です。
サガミの調査結果
まず、2013年に実施したサガミの調査結果です。年代ごとのロストバージンの平均年齢は、18.5歳(20代)、19.6歳(30代)、20.1歳(40代)、21.1歳(50代)、22.2歳(60代)でした。ただし、この数字の母数(割合をだすときの全体の数)は、セックスの経験がある人の数字です。例えば、調査の際20代だった人のロストバージンの平均年齢は、1年たつと上昇します(この間に処女喪失した女性の値が計算に入るため)。この点を考慮すると、現代の「ロストバージンの平均年齢は20歳ぐらい」と考えるのが妥当だと思います。また、年代ごとの処女率は、、25.5%(20代)、5.1%(30代)、2.0%(40代)、1.7%(50代)、1.0%(60代)でした。
第14回出生動向基本調査
私が一番信頼しているデータは、国立社会保障・人口問題研究所が2010年に行った第14回出生動向基本調査です。未婚者の処女率は、18歳~19歳で70.8%、20代前半(20歳~24歳)で42.2%、20代後半(25歳~29歳)で31.6%、30代前半(30歳~34歳)で25.9%、30代後半(35歳~39歳)で28.4%でした(性経験があるという回答と未経験という回答を足しても100%にならないため、100%になるように補正してあります)。サガミの処女率は、母数がその世代の女性全体であったのに対し、この数字の母数は、その世代の未婚者であることに注意が必要です。2010年の国勢調査によれば、30代前半の未婚率(国勢調査は、未婚を、結婚暦なしと、「死別、離別」を分けているが、その合計)は31.1%、30代の未婚率は20.1%です。したがって、その世代の女性全体を母数とする未婚率を推定すると、30代前半は8.0%、30代後半は5.7%、平均すると30代の処女率は6.9%になります。サガミの値(5.1%)より少し高い値です。私が、サガミの調査より出生動向基本調査を重視する理由は、公的機関の調査というだけでなく、その調査方法の違いにあります。サガミはWeb調査であるのに対し、出生動向基本調査は、調査票の個別配布と密封回収方式による調査です。
第5回男女の生活と意識に関する調査
順天堂大学の竹田省ほかが日本家族計画協会に委託して2010年に実施した第5回男女の生活と意識に関する調査によれば、処女率が50%となる年齢は18.5歳ぐらい、30歳を超えると処女率は10%強でほぼ一定(いずれもグラフの読み取りのため、正確な数字はわかりません)です。初体験の年齢は、高齢側に裾を引いた分布となるので、処女喪失の平均年齢より、処女率が50%となる年齢のほうが若くなります。18.5歳という数字は、「ロストバージンの平均年齢は20歳ぐらい」とは、矛盾しません。一方、30代の処女率は、サガミの結果、第14回出生動向基本調査より高くなっています。母数を未婚者にすると、40%を大きく上回ります。ただ、この調査は、前の2つと比べると、調査対象数が少ないという欠点があります。なお、2012年に実施された第6回男女の生活と意識に関する調査もありますが、この調査は、補助金が打ち切られたことにより規模を縮小して実施しされ、また、補助金の打ち切りが信用の低下を招き、回答率も低下したため、第5回の結果を使用しました。
まとめ
以上をまとめると、ロストバージンの平均年齢は20歳ぐらい、処女率が50%となるのは18歳~19歳、30代の未婚女性の約1/4が性交渉未経験といったところとなります。多分、30代の処女率は、大方の予想より、だいぶ高いと思います。このギャップが処女の女性にプレッシャーとなるということをご理解ください。
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